2 - 数値演算
本章では数値演算について述べます。特に断りのない限り、1 - はじめに の章で作成した practice-2.md の script タグ内でコードを実行してみてください。
2.1 式と数値リテラル
1 + 1.1 のように、数学で用いられる数式のような記述を式と呼びます。この記述は JavaScript の世界でも妥当です。一方で 1 や 1.1 のように、これ以上分割することのできない数値を数値リテラル、あるいは単に数値と呼びます。なお数値リテラルは式でもあります。
数値リテラルには次のようなものがあります:
- 10進数
- 整数:
1、10、123… - 小数:
1.234…
- 整数:
- 2進数:
0b00、0b01 - 16進数:
0x01、0xfe…
式は式または数値リテラルどうしを演算子によって結合したものとして表されます。演算子とは + や - といった記号です。数値計算をするための演算子を算術演算子と呼びますが、基本的な算術演算子には次のようなものがあります:
+:足し算-:引き算*:掛け算/:割り算%:剰余算(あまり)**:べき乗
算術演算子のみによる式を算術式と呼び、この式はまた数値を表します。
演習1
次のコードを実行し、結果が 3 であることを確認しましょう。また、思いつくいくつかの式を実行して、演算子間に優先順位があることを確かめてください。実際の数学と一致するでしょうか。
console.log(2 * 2 - 1);2.2 真偽値
真か偽を表す概念として、真偽値があります。JavaScript では true または false によって表されます。式の演算結果として真偽値を返すような式を関係式と呼びます。関係式を表現するには次に挙げるような関係演算子を使用します。
<:小なり>:大なり<=:小なりイコール>=:大なりイコール==:等値演算子!=:非等値演算子===:同値演算子!==:非同値演算子
演習2
次のコードを実行し、結果が true であることを確認しましょう。
console.log(2 < 3);次の場合、結果は同じになるでしょうか(ヒント:文字列は ' または " で囲って表現します)。
console.log(123 == '123');console.log(123 === '123');結果が同じにならない場合、その理由を調べてみましょう(MDN:等価 / 同値)。